仮性包茎は日本人の男性に一番多い状態といえるでしょう。しかしお風呂で洗う時に、適当に洗っているという人も多いかもしれません。ペニスはほぼ1日中湿気の高い下着の中に収まっているため、汗で濡れたり下着とこすれるなどして、様々な汚れが発生することでしょう。これが包皮や亀頭の間にはどんどんたまっていくことになります。正しい洗い方を知らなければ、不衛生な状態を生み出すことにもなり、不快なにおいを発生させたり、感染症の温床にもなってしまいます。このようなことにならないためにも、仮性包茎の正しい洗い方を把握しておくことは大切です。

少し勃起させて洗うと洗いやすい

一般的に男性のペニスは、平常時は柔らかくぶらぶらしている状態です。このような状態でお風呂に入りお湯や石鹸で洗うといった洗い方ではきれいにすることはできません。一番良い洗い方としては、やや勃起させた状態で洗うことが望ましいといえます。勃起した状態になると、しわの寄ったペニスの表皮がしっかりと伸び亀頭も出てくるため、隅々まで洗うのには効率の良い方法と言えます。また勃起することで基本的に上を向くことになるため、裏側や根元などもきれいに洗うことができるでしょう。

自宅で一人で入浴するのであれば、勃起させることはそれほど難しいことではありません。しかし銭湯や温泉、共同浴場などを利用している場合には、やや難しくなってくるでしょう。このような場合でも、70パーセントほどの勃起であれば、ばれずにしっかりと洗うことができます。

毎日勃起させることが難しかったとしても、時々はしっかりと勃起させた状態で丁寧に洗うことが求められます。石鹸でしっかりと洗った後には、亀頭と表皮の間にせっけんが残らないように丁寧にお湯をかけて洗い流すことが大切です。せっけんが気になるのであれば、お湯だけで丁寧に洗うのもよいでしょう。

仮性包茎の正しい洗い方として石鹸選びに注意しよう

仮性包茎の正しい洗い方として、正しいせっけんを使って洗うことも重要です。包皮をむいて弱アルカリ性、もしくは弱酸性の石鹸を使い、しっかりとくぼみの部分までよく洗うことが大切ですが、あまりにも洗い過ぎてしまうと粘膜を傷つけてしまうこともあるため注意が必要です。

石鹸に関しては、もしも石油系のものを使っているのであれば、別のものを使う方が望ましいです。石鹸の多くには石油系が多く含まれているものもありますが、これを長期的に仮性包茎に使っていると、亀頭部分が赤くはれてきたり、かゆみが出てくることもあります。石油系のものではなく、オーガニックの石鹸を使ったり、ベビー石鹸などを使うと安心です。

日常的ににおいが気になるという場合には、仮性包茎の際に尿や雑菌などの繁殖によりにおいが発生するため、ノンアルコールタイプのウエットティッシュを使って、こまめに拭くのがよいでしょう。これにより細菌の繁殖を抑えることができ、においが出にくくなります。

においが気になる場合には、雑菌の繁殖を適度に抑えることでにおいが出にくくなるものの、洗いすぎたり石油系の石鹸を使っていると、かえってにおいが悪化したり皮膚の状態も悪くなるため十分な注意が必要です。

ペニス周りも清潔を保とう

仮性包茎のペニスをしっかりと洗っていればよいわけではなく、その周辺もしっかりと洗うことが望まれます。多くの男性が陰毛がはえていますが、これはデリケートゾーン専用のボディソープや、髪の毛用のシャンプーなどで洗う洗い方がお勧めです。もちろん石鹸やボディシャンプーでもよいですが、陰毛は毛にあたるため、シャンプーで洗うのが良い方法です。

陰毛はクッションとしてペニスを守る役割があり、さらには尿や汗、時には精子なども染み込ませて、フェロモンを発散させる役割もありました。これは太古の昔の名残ですが、現代ではこのようなにおいは嫌われ、衛生的でもありません。陰毛に髪の毛用のシャンプーを使うことにより、こわごわした毛がふんわりとしてくることでしょう。特にリンスインのシャンプーであれば効果的と言えます。

シャンプーの香りが下着の中にもこもり、においケアにも役立ちます。通常の髪の毛用のシャンプーでは刺激が強すぎると心配な場合には、アンダーヘア用のシャンプーもあるので、これを試してみるのもよいでしょう。

そのほかにも睾丸の部分もしっかりと洗うことが大切です。この部分は勃起で膨らむことはなく、しわがあり汗や垢がたまりやすい状態です。さっと洗うだけでは正しい洗い方とは言えません。しっかりと自分の手でしわをのばして、裏側まで丁寧に洗うことが大切です。

参考サイト
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まとめ

男性のペニスをはじめとした男性器は常に下着の中にあり、一番湿気の多い環境に置かれているといえるでしょう。そのため夏場などには特に蒸れてかゆみを伴う人も多いものです。このような悪い環境から解放された時には、しっかりときれいに洗うことが求められます。

真性包茎の場合には衛生的な問題や感染症の危険などがあるかもしれませんが、仮性包茎の場合には、お風呂に入った時にしっかりと剥いて洗うことで何も問題はありません。きちんと洗うことは大切ですが、汚れやにおいを気にし過ぎてあまりにも洗い過ぎてしまうのもよくありません。特に亀頭部分を洗う際には気をつけなければ、傷や化膿する可能性もあるため十分に注意しましょう。